2013年9月9日月曜日

9月歌舞伎 陰陽師

昨日は歌舞伎座へ『陰陽師』を見に。

今回は花道の脇の席だったので、後ろで役者さんが台詞を言う声が 大きく聞こえるし、いつもより近くで見えて感激でした。  
しかも、今回は若手役者が総動員していて 市川染五郎、海老蔵、片岡愛之助、尾上菊之介などこのメンバーが 同じ舞台に立つなんてあり得ないというくらい豪華なキャスティング。
菊之介なんて女の私でもほれぼれしてしまう位女性らしいしぐさで、 見とれてしまいました。

 今回の演目は魑魅魍魎が蔓延る平安時代、 藤原純友の乱と平将門の乱の後の 鬼に変ってしまった将門とその旧友俵藤太が 将門の魂を安倍清明と共に救うという話。
鬼に変わった将門を信じようとする藤太、 そんな将門を殺してでも魂を救ってほしいと懇願する 将門の側室:桔梗の恋。 二人の恋は実ることはなかったけど 心が通じ合い、見つめあうシーンにホロリ。  

 昔の人って、義理と人情が厚くて 今の人に無い心の強さを持っている。  

 歌舞伎を見るとそんな強さを少し持って帰ることが 出来る気がする。

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